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ホーム全日病ニュース(2023年)第1045回/2023年12月1日号全日病学会を来年9月の京都学会につなげる

全日病学会を来年9月の京都学会につなげる

続報・全日本病院学会 in 広島
全日病学会を来年9月の京都学会につなげる


清水氏

 第64回全日本病院学会in広島は10月15日の15時に、すべてのプログラムを終え、閉会式が行われた。大田泰正学会長(脳神経センター大田記念病院理事長)と藤原恒太郎実行委員長(興生総合病院理事長)が挨拶し、大会関係者への謝辞が述べられた。
 特に尽力のあった浜脇澄伊実行委員(浜脇整形外科病院理事長)と大田章子実行委員(脳神経センター大田記念病院研究員)には、藤原実行委員長から花束が手渡された。
 広島大会の参加者数は3,001人。内訳は、事前参加登録が1,762人、当日登録が497人、講師や学会スタッフなどその他が742人となっている。
 その後、猪口雄二全日病会長が、来年開催予定の第64回全日本病院学会in京都を主催する清水鴻一郎学会長に、「学会旗」を手渡した。京都学会は、来年9月28・29日に国立京都国際会館で開催する。学会テーマは「地域医療構想前夜~嵐の中の航海 羅針盤を求めて~」である。
 閉会式の直前には特別講演4として、市立豊中病院総長で大阪大学名誉教授の吉川秀樹氏が「大切なものは目に見えない―幸せに生きる秘訣」をテーマに講演した。
 吉川氏は、サン・テグジュペリの『星の王子さま』に出てくるキツネの「心で見なくちゃ、ものごとはよくみえないってことさ。大切なものは目に見えないんだよ」というセリフを皮切りに、さまざまな芸術作品と文献、報道を紹介。「人は少しでも指が曲がっていると、治してほしいと整形外科にいくのに、心がかなり歪んでしまっても、それを治そうとはしない」と述べ、一見見逃しがちではあるが生きる上で本質的な部分に、注意して意識を向けることの重要性を説いた。
 前日(10月14日)の夜には懇親会が開催され、学術委員会委員長の池井義彦常任理事から広島学会の優秀論文の受賞者に表彰状が手渡された。


吉川氏

【最優秀論文】
「赤字脱却をした給食部門の新規事業について~セントラルキッチンの可能性とは~」

  社会医療法人駿甲会コミュニティーホスピタル甲賀病院 メディカルフードセンターSTCo
  (筆頭著者:柴原健人氏)
【最優秀論文】
「地域完結型医療介護サービス提供を実現する本邦初の取り組み〜 30年後の鹿児島への贈り物〜」

  医療法人玉昌会キラメキテラスへルスケアホスピタル
  (筆頭著者:田島紘己氏)


池井氏(中央)と受賞者

 

全日病ニュース2023年12月1日号 HTML版

 

 

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