全日病ニュース

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全日本病院学会を東京に引き継ぐ

全日本病院学会を東京に引き継ぐ

 石川学会は9月10日の夕刻に、すべてのプログラムを終え、閉会式が行われた。来年10月開催の東京大会の猪口雄二学会長に、「学会旗」を手渡し、全日本病院学会を次回に引き継いだ。
 神野学会長は閉会式の挨拶で今回の学会について、「1日目の学会企画は、医療制度の大変革を意識した『現(うつつ)の世界』、2日目は、未来を見据えた我々のあるべき姿、なりたい姿を語ってもらう機会とした」と説明。
 その上で、「その実現に向かって、貢献できていればうれしい」と述べた。
 「第60回全日本病院学会in東京」は来年10月6日、7日にお台場で開催する。テーマは「成熟社会における医・食・住」。2025年に向けて、医療・介護同時改定や地域医療構想を含めた医療計画が実施された後であることを踏まえ、大きな視点で医療を取り巻く生活環境を捉え直す観点でテーマを設定した。
熊本学会の優勝論文を表彰
 9日の懇親会で、昨年の熊本学会の演題から選ばれた優秀論文の授賞式が行われた。大田泰正学術委員会委員長から表彰状が受賞者に授与された。
【最優秀論文】
『熊本地震における当院の下肢静脈血栓症対応』
寿量会 熊本機能病院 吉野孝一氏
【優秀論文】
『障害者等一般病棟の運営における医療相談員の役割~難病患者への特化と在宅復帰の両立のために~』
脳血管研究所 美原記念病院星野晴彦氏
『キャリアラダーを用いた人材育成について』
石川記念会 HITO病院藤川智広氏
『NPH患者の歩行能力向上に対して胸郭アプローチを行った一症例』
明理会 行徳総合病院 鳴海翔太氏

 

全日病ニュース2017年10月1日号 HTML版