全日病ニュース

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四病協 研修施設群のあり方等で専門医機構に意見書を提出

四病協
研修施設群のあり方等で専門医機構に意見書を提出

 四病協は4月28日、日本専門医機構(池田康夫理事長)に、研修施設群に多様な施設を認めることなどの意見を提出、具体的な制度設計に際して検討するよう要請した。
 四病協は一般社団法人である日本専門医機構に社員として参加しているほか、四病協を代表して、日病の末永副会長が理事に就任している。

四病院団体協議会「新たな専門医制度への意見」から

1. 研修施設群については地域の実情を把握した上で多様な施設を認めること研修は専門研修基幹施設が中核となり、複数の専門研修連携施設と共に専門研修施設群を形成するとされていますが、基幹施設の多くが大学病院となる場合においても以前の医局制度に戻すのではなく、医師の偏在が解消されるような制度設計とすること。
2. 情報の開示と透明性の確保総合診療専門医に関する委員会、専門研修プログラム研修施設評価・認定部門委員会、専門医認定・更新部門委員会、専門医制度検討委員会などで議論は進んでいると思われますが、各委員会の情報の開示を図り透明性を図ること。
3. 機構の収支予算の明確化を図ること将来的には専門医の認定、更新料が専門医機構の財政基盤の中心になるものと思われますが、認定が始まる2017年までとその後にわたる収支見込を明示すること。