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ホーム全日病ニュース(2018年)第928回/2018年11月1日号「成熟社会における医・食・住」をテーマに東京学会を開催...

「成熟社会における医・食・住」をテーマに東京学会を開催

「成熟社会における医・食・住」をテーマに東京学会を開催

【第60回全日本病院学会 in 東京】承子女王殿下がご臨席

 「第60回全日本病院学会in東京」(猪口雄二学会長)は前号既報の通り、10月6・7日の両日、東京都支部の担当で「成熟社会における医・食・住」をテーマに開かれた。東京都開催は2008年以来10年ぶり。60回の節目となる東京学会では、ポスター発表を含め823題の発表が行われた。参加者数は、事前登録の2,411名に加え、当日参加やスタッフを含め3,275名となり、盛況だった。
 学会テーマに沿って多彩なプログラムが用意され、各会場では、成熟社会における医療や病院のあり方をめぐって熱心な討議が行われた。2040年を視野に新たな社会保障ビジョンが検討されている中で、今後の病院経営を考える上で多くの示唆を得られる学会となった。


開会式でお言葉を述べられる
承子女王殿下

 6日の開会式には、高円宮承子女王殿下がご臨席になった。60回を迎えた学会の中で皇族が、開会式にご出席になるのは初めて。承子女王殿下は「60回の節目に皆様とご一緒できることを心よりうれしく思います」と述べられた上で、学会テーマについて「臨床が前面に出ていないことを意外に思ったが、誰もが暮らしやすいインクルーシブな社会をつくるには医療や福祉の存在が不可欠であることに改めて気づいた。日常の診療やケアの中で得た知見を発表し、共有することで、医療の質を高め、持続可能な医療提供体制のあるべき姿について、多くの建設的な提言がされることを期待します」とお言葉を述べられた。
 開会式に続いて、厚生労働省の吉田学医政局長と猪口学会長による特別講演が行われた後、承子女王殿下も会場でお聞きになった「障がい者スポーツと医療との係わり」など講演やセミナー、演題発表が行われた。
 2日目は、小泉進次郎衆議院議員が猪口会長と安藤高夫副会長との鼎談に登壇した。会場に入りきれないほどの聴衆が詰めかけると、猪口会長は自らギターを演奏し、小泉議員を紹介。会場は、熱気に包まれた。
 本号では、学会企画を中心に1~4面で模様を伝えます。

 

全日病ニュース2018年11月1日号 HTML版

 

 

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  • [1] 「成熟社会における医・食・住」をテーマに全日病学会開く|第927回 ...

    https://www.ajha.or.jp/news/pickup/20181015/news01.html

    2018年10月15日 ... 開会式で挨拶した猪口雄二学会長(全日病会長)は、「どのセッションに参加しても満足
    いただけるプログラムを用意した」と述べ、積極的な討論を呼びかけた。 ... 成熟社会
    における医・食・住」をテーマに東京学会を開催: 承子女王殿下ご臨席.

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