全日病ニュース

整備指針改定に向け基本的考え示す

【専門医機構】

　日本専門医機構は11月18日の理事会で、専門医制度整備指針の基本的な考え方を議論したが、とりまとめにいたらず、引き続き議論することになった。
　基本的な考え方では、機構と学会の役割分担や、基本診療領域とサブスペシャリティの関係、研修における地域医療への配慮などを新たな整備指針に反映させることを検討している。
　地域医療への配慮に関しては、日本医師会が要望書を出しているが、今後各団体との調整が必要になる。四病協としては、日医の要望をもとに、より具体化した要望をまとめる意向だ。
　日医は、地域医療への配慮で、◇大学病院以外も基幹施設になれる◇都市部の専攻医の募集定員が過去３年の採用実績平均を超えない◇連携施設も専攻医を採用できる─などを要望した。 　整備指針は今後の専門医制度の方向を決めるだけに、関係者の合意のもとに改定する必要がある。